符号の異なる回位をもつキンクが複数合体すると,ちょうど回位が打ち消されたキンク群が形成されることが見いだされました.

2019/05/23

上の図は,負の回位を伴ったOrtho型キンクと,正の回位を伴ったRidge型キンクの重ね合わせにより,回位の対消滅が生じ,回位を含まないキンク群が成り立つことを示しています.この結果の詳細は,以下の論文に記されています.
“Geometry of kink microstructure analysed by rank-1 connection”
Tomonari Inamura
Acta Materialia, 173(2019), 270-280.
https://doi.org/10.1016/j.actamat.2019.05.023