加藤雅治先生は平成28年3月31日をもって東京工業大学を定年退職なされました.
以下は過去のHPです.

こんにちは,加藤雅治です!

 


アメリカでの5年にわたる研究と教育の生活を終え,1983年に東工大に勤務し始めてから,すでに長い年月が経ちました.その間,良き師,良き同僚,良き学生に恵まれ,悔いのない大学生活を送ってきました.材料科学に関する教育と研究にも,ほんの少しは貢献してきたのかな? と思いながら,これからも頑張って行くつもりです.

 さて,大学は,もちろん教育と研究の場所です.とくに「最高の理工系大学」を目指す東工大では,教育・研究のレベルが重視されます.学生さんには,勉強にも研究にも精一杯力を注いで,できる限り多くのことを自分のものにして巣立って欲しいと願ってます.受動ではなく能動の精神で学生生活を送って欲しいと思います.我々教員も,学生さんの努力に応えるべく,一生懸命やります.

 しかし,大学は教育と研究の場だけではありません.広い視野を持った,心の豊かな人材を世に送り出す所でもあります.東工大出身者は,世間ではいわゆるエリートに入る人達でしょう.だからこそ,弱者の気持ちのわかる優しい人間,そして,たとえ逆境に遭っても這い上がれる強い人間になってほしいと願いながら,今までやってきました.

 加藤の一番の自慢は,そのような素晴らしい人材を,企業,役所,大学などに多数送り出したという所にあります.春秋の学会の講演大会では,アフターファイブに卒業生が集まって,酒を酌み交わしながら話に花が咲きます.昔の学生も,それぞれに社会経験を積んで,今ではこちらが学ぶことの方が多い人間に成長を遂げております.私にとって,最高に楽しい時間です.

 私のHPと周辺のHPでお分かりいただけるように,加藤研は,材料物理科学専攻の尾中研,および大岡山の材料工学専攻の藤居研と研究室連合「かものはし」を作って共同運営を行なっております.昔は加藤(教授),尾中(助教授),藤居(助手)で1つの研究室だったのが経緯です.どちらかというと,応用研究より基礎研究が得意な研究室連合ですが,今では,それぞれに特徴ある研究を展開しつつ,互いに互いの専門を理解し,一体化した研究室運営を通じて研究室連合の利点を活かしてます.尾中先生も藤居先生も
(加藤先生も?),それぞれの分野で素晴らしい業績を挙げておられる,東工大が誇る教育者であり研究者です.さらに,2010年から,宮嶋先生が,2014年から宮澤先生がメンバーに加わりました! 研究室連合の強力な新しい仲間であり,学生さんにとっては,年齢の近い兄貴分のような先生方でもあります.

 このような良い雰囲気に囲まれているわけですから,所属の学生さんは非常に幸運です.日本広しといえども,2つの専攻に亘った,この「かものはし連合」のような研究室はあまりない,と我々は自負してます.

 私のHPをご覧になった方は,是非,研究室連合「かものはし」のHPもご覧下さい.そして,我々の研究室を志望する学生さんはもちろんのこと,一般の方も,いつでも研究室をご訪問下さい.研究室の良さは,すぐにご理解いただけます.

  
我々は,一緒に材料科学を学び,研究する仲間を心待ちしてます!!

                        
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